2008年8月28日 10:36
最新の研究によると、インターネット上から購入したアユルヴェーダ製品の1/5は許容できる基準値を超える鉛、水銀、ヒ素が含まれている可能性があると、Journal of the American Medical Association8月27日号で発表された。
この研究では、インターネットから193製品(アメリカ製品約60%、インド製品約40%)をランダムで購入し、金属含量をX線蛍光分光法により分析した。その結果金属を含む製品は20.7%でその全てが金属摂取量の許容値を一つ以上超過していたと、Dr. Robert B Saperは言う。Dr. Saperは、ボストン大学医学部一般診療学助教授を務め、ボストン・メディカルセンター統合医療ディレクターである。
Dr. Saperによると、インドで製造されたものより、アメリカで製造された製品の方がこれらの金属を含む可能性が高いとしている。また、これらの金属を含む製品の75%がGMP(適正製造基準)を満たしていると宣伝している。
アーユルヴェーダ医療は、インドの伝統的な医療で、ハーブ、マッサージ、特別な食事など幾つかのモダリティを組み合わせることによって健康を促進し、病気を予防する。しかし1978年以降、アーユルベーダ医薬品による鉛中毒の事例が80件以上報告されている。
英語原文
http://www.nlm.nih.gov/medlineplus/news/fullstory_68574.html