医療現場における、「便秘や下痢を改善する効果」と「血中のコレステロール値を下げる効果」が期待されるサプリ
今回、インタビューさせて頂きますのは、フィブロ製薬株式会社の食物繊維加工食品「ゼリージュース イサゴール」です。
インタビュアー(I): この商品は、厚生労働省の特定保健用食品を取得しているんですね。
フィブロ製薬担当者(F): イサゴールは、「おなかの調子を整える」と、「血清コレステロールを下げる」の2項目で許可を得ております。つまり、私共で臨床試験を実施した結果の、「便秘や下痢を改善する効果」と、「血中のコレステロール値を下げる効果」が確認され、厚生労働省からトクホのお墨付きをいただいたということになります。
(I): 食物繊維で便秘解消という話はよく耳にしますが、このイサゴールは下痢にも効くんですか?
(F): はい。それがイサゴール食物繊維の大きな特長です。トクホの取得申請時には関西医科大学・第2外科で臨床試験を実施頂きましたが、その試験では便秘と下痢の両方で改善効果が確認されました。
また2006年12月号の医学雑誌「medicina」でも、過敏性腸症候群の治療に関する記事に、イサゴールの下痢に対する有用性が紹介されています。
(I): 食物繊維が下痢に効くという話は、私は聞いたことがないのですが、イサゴールの場合は何故下痢に効くのですか?
(F): イサゴール食物繊維の特徴は、水に溶かすとそれが時間と共にゼリー化することです。
ゼリー化する特徴を持つ食物繊維は他にもあります(グルコマンナン等)が、そのゼリーが大腸に到達した段階で普通は腸内細菌の発酵を受け、有機酸に変わってしまいます。一方、イサゴール食物繊維は、ゼリー化するけれど発酵を受けない(発酵レベル25%未満)という性質を持ち、ゼリーの塊がそのまま便の一部になっていき、便量を増やす効果につながります。下痢の方ではイサゴールのゼリーの働きで、水様の便がかたちづくられる結果となります。
(I): なるほど、わかりやすいですね。でも、たしか類似の作用を持つ医薬品もありましたねぇ?
(F): はい。イサゴールの腸内での働きは、医療用医薬品のポリカルボフィルカルシウム製剤の作用機序と類似であるといえます。
(I): イサゴールは更に「血清コレステロールを下げる」効果もトクホでしたが、これも作用機序は明らかなのですか?
(F): 食物繊維の働きとして血中コレステロールを下げる効果があることは一般的に知られているところです。食物繊維が腸内で胆汁を吸着し体外排泄を高めることが、血中のコレステロール値に影響を与えるものと考えられています。
イサゴール食物繊維もその効果の高いことが厚生労働省で確認され、トクホ許可を取得しました。
また、同素材はアメリカにおいて、FDA(日本の厚生労働省に当たる米国食品医薬品局)から冠動脈性心疾患の予防効果があると公表されています。
(I): イサゴールはアメリカでも売られているのですか?
(F): いいえ。現在アメリカでイサゴールの販売はありません。ただ、イサゴール食物繊維を用いたサプリメントはアメリカでも商品化され販売されています。アメリカの医療分野で利用されている商品としては、メタミューシル(P&G社)が有名です。
(I): 先ほどからの「イサゴール食物繊維」は、どの様なものなのですか?
(F): これは、「サイリウム・ハスク」と呼ばれる食物繊維です。
元はインドの民間療法(アーユルヴェーダ)で古くから利用されてきたものですが、日本より早く欧米に伝わり、現在に至っております。ですからサイリウム・ハスクのサプリメントは、アメリカでは日本より遥かに多くの商品化がされているのです。
ちなみに「イサゴール」という名称は、「サイリウム」という植物名のインドでの呼び方をカタカナ表記にし、当社が日本で登録した商標です。
(サイリウム)
(I): ところで、日本の医療分野でのイサゴール利用状況はどのようですか?
(F): 当社では平成11年に「ゼリージュースイサゴール」に特定保健用食品を取得して以降、大腸・肛門科を中心に医療分野に向けての紹介・提案活動を続けております。
最近は、潰瘍性大腸炎の緩解維持に利用されたり、胃瘻などの経管栄養での便性トラブル改善に利用されることが多くなってきました。やはり患者の下痢対策にイサゴールを活用してみたいと考えるドクターが多いようです。
(I): 他の食物繊維にはないイサゴールの特性が注目され、これからも医療分野での利用が広がっていきそうですね。
(I): 最後に、御社における今後のイサゴールの展望をお聞かせください。
(F): 今年の春から特定健診制度が始まり、日本でも自己の健康管理能力が問われる時代になってきました。
健康管理は運動や食事制限が基本ですが、健康食品やサプリメント等を上手く利用していくことも今の時代にあった方法の一つであろうといえます。
そこで、様々なサプリメントの中からどれを選ぶべきか問題になりますが、イサゴールの場合は、①安全性の確かさ、②効果の実感、③継続使用できる経済性、この3点の顧客満足度で他のサプリメントより優位性があります。しかもメタボリックシンドロームで重要なコレステロール低下作用の特定保健用食品を取得しています。
だからイサゴールは、今、様々なシーンにおいて第一選択になりえるサプリメントとして注目度が高まる可能性を秘めていると考えます。
近い将来、「ゼリージュースイサゴール」が日本のメタボリックシンドローム対策の中心に据えられるよう、私共は情報発信をしていきます。
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