2009年9月14日 14:35

ダークチョコレートに含有する多量のココア摂取は心血管疾患のリスク低下と関連しており、抗酸化作用をもつポリフェノール、特にフラバノールの含有量の多さが心臓に対する有益な効果をもたらしている可能性があるとされている。

 

今回、スウェーデンの研究チームは、初回非致死的心筋梗塞で入院した糖尿病のない患者1,169人を対象とし、研究を行った。

 

患者は、入院前12ヵ月間の詳細な食物摂取歴を記入し、さらに8年間追跡された。チョコレートを一度も摂取しなかった患者と比較して、月1回未満の頻度でチョコレートを摂取した患者は、心臓関連死が少なく、1週間の摂取頻度が多いほど低かった。

 

一方、非致死的な有害心イベント、脳卒中および総死亡率とチョコレート摂取との間には、明らかな関連はみられなかった。また他の菓子の摂取と心臓死との間に関連はみられなかった。

 

 

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/19711504?dopt=Abstract

 J Intern Med. 2009 Sep;266(3):248-57.