機能性食品とサプリメントを使用した薬物治療の補助:スタチン療法の場合
機能性食品とサプリメントは、薬物治療の補助に役立つ可能性がある。
これらの製品は、
(1)特定の疾患に関連したリスク因子を減少させる医薬品の効果を増加させる可能性
(2)特定の疾患において医薬品が係わるリスク因子以外の因子を改善する可能性
(3)医薬品の副作用を軽減する可能性(例えば、減少した化合物を回復、もしくは医薬品の必要用量を減少など)がある。
多数の医薬品を使用することに対する潜在的なメリットは、治療費のコスト削減、副作用の軽減、そして治療の順守性の向上がある。
このレビューでは、植物ステロール/スタノール、水溶性食物繊維、n-3PUFAとコエンザイムQ10を含む機能食品やサプリメントを使ったスタチン療法の補助に着目した。
我々は、スタチン療法に植物ステロール/スタノールを追加することにより、総コレステロールおよびLDLコレステロールをそれぞれ6%から10%さらに減少させることができることを示唆するエビデンスが多くあると結論した。
スタチン療法にn-3PUFAを追加すると、血中TAGが少なくとも15%有意に減少する。
スタチン療法中の患者に水溶性食物繊維とコエンザイムQ10の使用を推奨するにはデータが不足しており、決定的ではないため、さらなるランダム化試験が必要である。
薬物治療における機能食品やサプリメントの潜在的な有益性の他、長期使用による潜在的な有益性(もしくは悪影響)を、市場流通後の監視研究などで検討する必要がある。さらに、機能食品やサプリメントの有効性を発揮するための推奨用量が守られているかモニタリングする必要もある。
Br J Nutr. 2010 Mar 3:1-18.
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/20196891?dopt=Abstractplus