米国では1972年に農薬DDTの使用が禁じられているが、かつて母親の胎内でDDTに曝露した女性は、乳がんを発症するリスクが高いことが新たな研究で示された。研究著者の1人である米公衆衛生研究所(カリフォルニア州バークレー)のBarbara Cohn氏によると、その影響は他の危険因子(例えば1日2杯のアルコール摂取)にも匹敵するものだという。ただし、因果関係は明らかにされておらず、DDT以外の環境曝露が絡んでいる可能性もあると同氏は強調している。 今回の研究は、カリフォルニア州乳がん研究プログラム(CBCRP)および米国立衛生研究所(NIH)の支援により実施され、「Journal of Clinical Endocrinology & Metabolism」に6月16日掲載された。 More information For more about menopause, visit the U.S. National Institute of Aging. SOURCES: Sheryl Ross, M.D., F.A.C.O.G., ob-gyn, Providence Saint John's Health Center, Santa Monica, Calif.; Nicole Cirino, M.D., director, Division of Women's Mental Health and Wellness, Oregon Health and Science University, Portland, Ore.; Kevin Ault, M.D., F.A.C.O.G., ob-gyn and professor, Center for Pelvic Pain and Sexual Health, University of Kansas Medical Center, Kansas City, Kansas; June 11, 2015, Psychopharmacology |