2016年2月18日 03:49
 

■タイトル
厚生労働省と埼玉県が医薬品成分 (シルデナフィル類似成分) を含む無承認医薬品に注意喚起 (160113)

■注意喚起および勧告内容
2016年1月12日、厚生労働省と埼玉県が医薬品成分 (シルデナフィル類似成分) を含む無承認医薬品2製品 (下記の一覧参照:写真は厚生労働省ウェブページより加工転載) に注意喚起。埼玉県は当該製品を使用しないように、また、使用して体調に不安を感じている場合は医療機関に受診するように勧告。

製品名写真検出された医薬品成分および1製品中の検出量
Lambada=RUSHジメチルジチオデナフィル 10.1 mg
LADY PAPILLONジメチルジチオデナフィル 6.0 mg



■解説
埼玉県による平成27年度の買上げ検査において、インターネットの販売サイトから購入した18製品について分析をしたところ、2製品から医薬品成分であるシルデナフィル類似成分 (ジメチルジチオデナフィル (平成27年12月18日に厚生労働省が医薬品成分として指定) ) を検出。現在のところ、埼玉県内において当該製品との関連が疑われる健康被害については報告されていない。なお、当該製品は医薬品成分を含む製品として神奈川県においても注意喚起が出されている (詳細はこちら→
Lambada=RUSHLADY PAPILLON) 。

■関連成分
シルデナフィル (sildenafil)
シルデナフィルのクエン酸塩 (クエン酸シルデナフィル) が医薬品バイアグラ錠の有効成分として承認。なお、承認されているクエン酸シルデナフィルの適応と主な副作用は、次のとおり。
【適応】勃起不全
【副作用】頭痛、ほてり、視覚障害等
【添付文書上の警告】高血圧及び狭心症の薬である硝酸剤あるいは一酸化窒素 (NO) 供与剤 (ニトログリセリン、亜硝酸アミル、硝酸イソソルビド等) との併用により降圧作用が増強し、過度に血圧を下げることがあるのでご注意下さい。

■関連情報
厚生労働省ウェブページ (2016年1月12日) →
「医薬品成分を含有する無承認医薬品の発見について」
埼玉県ウェブページ (2016年1月12日) →「医薬品成分を含有する製品の発見について」