今回の研究では、カイザー・パーマネンテ健康保険の加入者約32万5,000人に対して実施された年1回の便潜血検査を4年間追跡。1年目には、便潜血検査により、後に大腸がんと診断された患者の84.5%にがんが検出された。初年の検出感度が高いのは予想どおりであったが、2~4年目にも73~78%の有効性が認められ、新たに大きくなったがんを持続的に検出できることが示されたと、研究グループは述べている。この知見は「Annals of Internal Medicine」に1月25日掲載された。
SOURCES: Douglas Corley, M.D., Ph.D., M.P.H., research scientist, Kaiser Permanente; Richard Wender, M.D., chief cancer control officer, American Cancer Society; Jan. 25, 2016, Annals of Internal Medicine