2016年5月 9日 18:42
牛乳アレルギーの小児は、他の食品アレルギーの小児に比べて、骨が弱い可能性があることがわかった。モントリオール大学(カナダ)准教授のGenevieve Mailhot氏らの研究で示唆され、論文は「Pediatrics」オンライン版に4月20日掲載された。
牛乳アレルギーの主な治療法は、牛乳および乳製品を避けることだが、これらの食品は強い骨をつくるために必要なカルシウムの主要な供給源でもある。
研究では、食物アレルギーのある思春期前の小児81人を調査した。対象児の平均年齢は約7歳で、52人に牛乳アレルギー、29人にそれ以外の食物アレルギーがあった。Mailhot氏らは、対象児の骨密度と血液中のビタミンD濃度を評価した(ビタミンDは骨の健康に欠かせないもの)。さらに、児のカルシウムとビタミンDの摂取量を記録した。
その結果、牛乳アレルギー群では6%に骨密度低下がみられたが、他のアレルギー群では骨密度低下は認められなかった。牛乳アレルギー群ではカルシウム摂取量も1日930mgと、他のアレルギー群の1,435mgに比べて少なかった。なお、カルシウムの1日推奨摂取量は1,000mgとされている。ビタミンDの摂取量は、両群で推奨1日量の600IUを下回っていた。
なお、牛乳アレルギー群でカルシウムサプリメントを摂取している児は37%、ビタミンDサプリメントを摂取している児は44%に留まったが、摂取している児では平均摂取回数が週5回以上と、良好に服用されていた。
Mailhot氏は、「子どもが牛乳アレルギーの場合、大豆、アーモンド、カルシウム強化オレンジジュースなど、他のカルシウムが豊富な食品をとらせるようにしたい」と話している。ただし、今回の知見は牛乳アレルギーと骨密度低下の因果関係は示しておらず、また骨折を心配するほどの骨密度の差は認められなかったという。
牛乳アレルギーの主な治療法は、牛乳および乳製品を避けることだが、これらの食品は強い骨をつくるために必要なカルシウムの主要な供給源でもある。
研究では、食物アレルギーのある思春期前の小児81人を調査した。対象児の平均年齢は約7歳で、52人に牛乳アレルギー、29人にそれ以外の食物アレルギーがあった。Mailhot氏らは、対象児の骨密度と血液中のビタミンD濃度を評価した(ビタミンDは骨の健康に欠かせないもの)。さらに、児のカルシウムとビタミンDの摂取量を記録した。
その結果、牛乳アレルギー群では6%に骨密度低下がみられたが、他のアレルギー群では骨密度低下は認められなかった。牛乳アレルギー群ではカルシウム摂取量も1日930mgと、他のアレルギー群の1,435mgに比べて少なかった。なお、カルシウムの1日推奨摂取量は1,000mgとされている。ビタミンDの摂取量は、両群で推奨1日量の600IUを下回っていた。
なお、牛乳アレルギー群でカルシウムサプリメントを摂取している児は37%、ビタミンDサプリメントを摂取している児は44%に留まったが、摂取している児では平均摂取回数が週5回以上と、良好に服用されていた。
Mailhot氏は、「子どもが牛乳アレルギーの場合、大豆、アーモンド、カルシウム強化オレンジジュースなど、他のカルシウムが豊富な食品をとらせるようにしたい」と話している。ただし、今回の知見は牛乳アレルギーと骨密度低下の因果関係は示しておらず、また骨折を心配するほどの骨密度の差は認められなかったという。