・72歳男性がリコリス、ペパーミント含有のティーバッグ (8包/日) で淹れた茶を3ヶ月間摂取したところ、空間識失調、高血圧発作、重度の低カリウム血症を生じ、当該製品との因果関係はprobableと判断された (PMID:26948409) 。
・30歳男性が痩身を目的に、ダイダイ、茶、ガラナ、コレウス・フォルスコリ含有のカプセルとイワベンケイ含有の錠剤を摂取したところ (摂取量不明) 、2ヶ月間で18 kgの体重減少を呈し、心筋梗塞を生じた。当該製品との因果関係はprobableと判断された (PMID:26948409) 。
・40歳男性が性機能改善を目的に、朝鮮ニンジン、ガラナ、イエルバ・マテ (Ilex paraguariensis A. St. Hil.) 、マカ、ダミアナ、オーツ、トウガラシ属含有のサプリメントを1回摂取推奨量 (4錠) 摂取したところ、数時間後に一過性脳虚血発作を呈し、再摂取により同様の症状を呈したことから、当該製品との因果関係はcertainと判断された (PMID:26948409) 。
・リウマチ性関節炎のためメトトレキサート、スルファサラジン、ヒドロキシクロロキンを服用していた50歳女性 (シンガポール) が、副作用を避けるため、自己判断により、これらの医薬品の代わりに中国伝統医薬品「Kebigutaijiaonang」を2年間摂取したところ、体重増加、血糖値やHbA1cの上昇が認められた。この製品を分析したところ、プレドニゾン、ヒドロクロロチアジド、ピロキシカムが検出された (PMID:25037898) 。
・20歳男性 (アメリカ) が、ボディービルサプリメント「Friction」を4ヶ月前より断続的に摂取していたが、2~3杯/日 (表示は1杯/日を推奨) で4週間継続的に摂取したところ、右上腹部痛、膨張、嘔吐を生じ、摂取を中止。症状か改善したため、再開したところ約1週間で右上腹部痛、震え、息切れ、悪心、嘔吐、褐色尿ため受診し、急性薬物性肝障害と診断された。WHO-UMC基準で“Certain”と評価されたため、当該製品が原因と判断された (PMID:25823877) 。
・26歳男性 (オーストラリア) が、ホエープロテイン粉末 (緑茶抽出物、グリーンコーヒー抽出物、アフリカマンゴノキ抽出物、ガラナ、ホエープロテイン、各種ビタミン、各種ミネラル含有) と痩身サプリメント (ガルシニア・カンボジア70%含有) を1週間摂取したところ、寒気を感じたため摂取を中止したが、倦怠感と黄疸を生じたため、摂取の10週間後に受診。肝機能の悪化と羽ばたき振戦を生じ、亜広範の肝壊死が認められたため肝移植を行った (PMID:26763816) 。
・25歳パキスタン人男性 (イギリス) が、潰瘍性大腸炎の治療目的で中国ハーバリストの勧めで中国ハーブ製品「YanNan BaiYao」を2ヶ月間摂取したところ、重度の頭痛、一過性の断続的な右足虚脱を生じ、脳静脈洞血栓症と診断された (PMID:22797968) 。
・オランダ中毒情報センター (DPIC) には、2009年6月~2013年6月にサプリメント製品「Iomax」による健康被害が11例報告された。患者は体重減少またはスポーツ能力向上目的で利用し、最少量0.5カプセル1回摂取で虚脱、吐き気、嘔吐、頭痛、発汗、胸の痛み、動悸、めまい、心拍増加、過呼吸、高血圧、筋硬直、不眠、不安などを呈した。該当製品の成分を分析したところ、アンフェタミン100~120 mg/カプセル、ジ- (β-フェニルイソプロピル) アミンが検出された (PMID:24274383) 。