グルテンフリー食は最新の流行となっているが、セリアック病と診断される患者数は変化していないとの研究結果が、米ラトガーズ大学医学校(ニュージャージー州)のHyun-seok Kim氏らにより報告された。
セリアック病は自己免疫疾患の一種。この疾患では、グルテンを含む食品が免疫系による小腸への攻撃を引き起こすため、患者は食事中のグルテンを避ける以外に方法がない。グルテンは、小麦や大麦、ライ麦などの穀物にもともと含まれている蛋白質である。
Kim氏らは、米国疾病管理予防センター(CDC)が定期的に実施している全米健康栄養調査(NHANES)のデータをレビューし、セリアック病のために血液検査を受けた6歳以上の対象者2万2,000人超を特定した。対象者には、セリアック病と診断されているかどうか、またグルテンフリーの食事を摂っているかどうかを尋ねた。
分析の結果、米国のセリアック病患者は約176万人と推定され、約270万人超はセリアック病でなくともグルテンフリー食を実践していることが判明した。
対象者のうちグルテンフリー食を実践していると報告した人は、2009~2010年には約0.5%だったが、2013~2014年には2%近くと、およそ3倍になった。しかし同期間中、セリアック病の診断者数は変わらなかったという。
Kim氏は、「グルテン感受性、あるいは非特異的な胃腸症状のある人は、単純に、グルテンフリー食が役立つだろうと思っている可能性がある」と述べている。研究論文は、「JAMA Internal Medicine」オンライン版に9月6日掲載された。
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For more on celiac disease, visit the U.S. National Institute of Diabetes and Digestive and Kidney Diseases.
SOURCES: Hyun-seok Kim, M.D., internal medicine resident, Rutgers New Jersey Medical School, Newark, N.J.; Arun Swaminath, M.D., director, inflammatory bowel disease program, Lenox Hill Hospital, New York City; Sept. 6, 2016, JAMA Internal Medicine, online
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