この結果は、1999~2012年、米国政府による全国的な健康調査に参加した米国成人約3万8,000人に基づくもの。同期間中、サプリメント全体の使用量は変化しておらず、米国成人の半数強がビタミンやミネラルなどのサプリメントを使用していた。しかし、製品の選択は変化していた。
過去1カ月以内にマルチビタミンを使用した人の割合は、2012年には31%であり、1999~2000年の37%から低下した。一方、特定のビタミンまたはミネラルの単剤を使用する人は増加しており、特にビタミンDが人気だった。ビタミンDの使用率は、1999~2000年は5%のみであったが、2011~2012年には約2割に達していた。
その他にも、コエンザイムQ10、緑茶抽出物、オメガ3脂肪酸(魚油)の人気が上昇していた。1999~2000年、オメガ3脂肪酸の使用者は2%未満であり、2012年には13%まで上昇していた。
今回の調査を率いた米メモリアル・スローン・ケタリングがんセンター(ニューヨーク市)のElizabeth Kantor氏は、「ビタミンDと魚油の人気は予測していた」と言い、この変化の理由として、近年の研究の増加およびメディアの注目があると指摘している。一部の研究で、魚油は心臓発作などの心血管障害リスクを低減し、ビタミンDはがんなどの幅広い疾患を予防する可能性があることが示唆されている。
詳細は「Journal of the American Medical Association(JAMA)」10月11日号に掲載された。
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The U.S. National Institutes of Health has fact sheets on individual dietary supplements.
SOURCES: Elizabeth Kantor, Ph.D., M.P.H., assistant attending epidemiologist, Memorial Sloan Kettering Cancer Center, New York City; Chris D'Adamo, Ph.D., director of research, Center for Integrative Medicine, University of Maryland School of Medicine, Baltimore; Oct. 11, 2016, Journal of the American Medical Association
