2017年2月20日 13:30
 ■タイトル
厚生労働省が未承認医薬品服用後に発生した健康被害を公表 (170213)

■注意喚起および勧告内容
2017年2月8日、厚生労働省が個人輸入した未承認医薬品服用後に発生した健康被害を公表。厚生労働省は、医薬品等の個人輸入の危険性について注意を促している。

■解説
独立行政法人医薬品医療機器総合機構から厚生労働省に報告された事例。
30代男性が、個人輸入した未承認医薬品のNorodol 5 mg錠 (成分:ハロペリドール) を2錠服用したところ、2時間後に不随意運動、構語障害を生じた。医療機関を受診したことで、症状は回復した。
個人輸入される医薬品等は、日本の基準に基づく品質の確認がなされておらず、正規品を模した偽造製品である可能性もある。また、副作用や不具合が発生した際の対処方法が不明な場合もあることから、厚生労働省は
啓発資料を作成し、注意喚起を行っている。

■関連情報
厚生労働省ウェブページ (2017年2月8日)
「個人輸入した未承認医薬品を服用後に発生した健康被害事例について」
外国製健康食品の入手や個人輸入等についての注意事項等→「健康食品や医薬品、化粧品、医療機器等を海外から購入しようとされる方へ (厚生労働省作成2012年版) 」