■注意喚起および勧告内容
2017年5月23日、米国FDA (U.S.Food and Drug Administration) がエフェドラを含む製品「Al-Er-G Capsules」 (右記写真:米国FDAウェブページより加工転載) に注意喚起。米国FDAは当該製品を使用しないように、また、使用して体調に不安を感じている場合は医療機関を受診するように勧告。
■解説
当該製品はアレルギーへの効果を謳い、2016年から2017年にかけてウェルネスセンターや店舗で販売されていたが、検査の結果、1カプセルあたり180 mgのエフェドラが含まれていたことが判明。米国ではエフェドラを含むダイエタリーサプリメントの販売は禁じられているため、全ロットを対象に業者 (MusclMasster, LLC) による自主回収が行われている。現在のところ、当該製品との因果関係が疑われる健康被害は報告されていない。
■関連成分
エフェドラ (Ephedra)
エフェドラは「麻黄 (マオウ) 」と呼ばれ、有効成分としてエフェドリンを含む植物。エフェドリンによる有害事象として、めまいや頭痛、食欲減退、不安神経症、胃腸障害、不眠、高血圧などがあり、死に至る危険性もある。
エフェドリンとカフェイン、その他の興奮剤を同時に摂取すると、めまい、震え、頭痛、不整脈、心臓発作、精神病、脳卒中などの有害事象が誘発される可能性がある。特に、心臓疾患や高血圧症、甲状腺疾患、糖尿病、不安神経症、緑内障、褐色細胞腫などの疾患がある人は、症状を悪化させる可能性がある。また、妊婦や授乳婦の使用は禁忌。
日本ではエフェドラは「専ら医薬品成分として使用される成分本質 (原材料) 」にあたり、食品として使用することは出来ないが、インターネットなどを利用した個人輸入では意図せず入手する可能性もあるため、注意が必要。
■関連情報
米国FDAウェブページ (2017年5月23日、英語) →「MusclMasster LLC Issues Voluntary Nationwide Recall of Al-Er-G Capsules Because it Contains the Banned Substance Ephedra」