2017年6月20日 12:53
■症例
・グリア芽細胞腫の8歳男児 (ドイツ) が、中国漢方医に処方された中国ハーブティーを4回/日、摂取していたところ、脳室腹膜シャント術を受けるための全身麻酔導入前に経皮的動脈血酸素飽和度 (SpO2) が低値を示したため手術を延期した。ハーブティーの摂取中止により改善したしたため、翌日に施術した (PMID:27013078) 。
・36歳女性 (オランダ) がジインドリルメタンサプリメント製品 (ジインドリルメタン125 mg、ブロッコリー抽出物25 mg、ビタミンE抽出物2.35 mg、ライスミール含有) を4週間摂取したところ、かゆみ、痛みを伴う発疹、顔面浮腫、血中肝機能マーカーの悪化を生じ、摂取中止と加療により改善した。パッチテストにて摂取した製品に陽性を示したことから、サプリメントによる薬剤性過敏症症候群と診断された (PMID:26298826) 。
・29歳女性 (イタリア) が、インターネットで個人輸入した、テオブロミン、エボジアミン、バイオペリン、ビンカミン、カプサイシン、その他のハーブ抽出物および高濃度のカフェインを含む痩身用製品を数日間摂取したところ、温水シャワーを浴びている最中に激しい頭痛、視覚障害、平衡失調を生じて救急搬送された。可逆性脳血管攣縮症候群と診断され、摂取中止と加療によって症状は軽快したが、右目の半盲症が残った (PMID:27481111) 。
・高血圧、胃食道逆流疾患、変形性関節症、不眠症の既往歴があり、シルデナフィル、ヒドロクロロチアジド、オメプラゾール、コデイン/アセトアミノフェン、ヒドロキシジンを服用中の、運動習慣がある50歳男性 (アメリカ) がサプリメント製品「Fat Burn X」を2日間摂取したところ、両足および腰の痙攣、暗色尿、高CPKを生じ、摂取中止と加療により改善した (PMID:26811412) 。
・痛風性関節炎、アルコール中毒、胆嚢切除、耐糖能異常の既往歴があり、アロプリノール (痛風、高尿酸血症治療薬) を服用中の77歳男性 (ベルギー) が、血中脂質低下目的でベニコウジと緑茶抽出物を含有する製品「Controchol (R)」を1錠/日、1ヵ月間摂取したところ、黒色尿、無痛黄疸を生じ中毒性肝炎と診断され、摂取中止と加療により改善した (PMID:26971288) 。
・高血圧の既往歴がある69歳男性 (トルコ) が体重減少と食欲抑制を目的にハーブ茶製品「FORX5」を3週間摂取したところ、呼吸困難を生じ、急性左室拡張および左室収縮期性機能不全を生じた (PMID:27414728) 。
・2004年~2013年にアメリカの63の救急科を受診した患者3,667名のデータから、全米におけるサプリメントによる健康被害状況を推計した結果、サプリメント摂取により救急科を受診する人は23,005名/年で、内2,154名/年が入院。製品内訳は、ビタミン・ミネラル製品が31.8%、ハーブやその他成分が65.9%であった。ハーブやその他成分では体重減少を謳ったものが最も多く、特に20~34歳の若年女性に多かった。65歳以上の高齢者では、微量栄養素によるものが最も多かった。(PMID:26465986)
・50歳男性 (アメリカ) が、タウリン、グルクロン酸、リンゴ酸、N-アセチル L-チロシン、L-フェニルアラニン、カフェイン、シチコリン、B群ビタミンを含むエナジードリンクを4~5本/日、1週間摂取したところ、倦怠感、食欲不振、腹痛を生じ、その後も摂取を継続していたところ、吐き気、嘔吐、強膜黄疸を生じ、摂取開始から3週間で暗色尿と全身黄疸を生じたため医療機関を受診。血液検査で肝酵素、ビリルビンが高値を示し、肝生検で重度の急性肝炎所見が認められた。エナジードリンクの摂取中止と加療により改善したため、エナジードリンクの過剰摂取を原因とする肝炎と診断された (PMID:27803015) 。
・PlantLIBRA Poisons Centersがヨーロッパ6ヶ国 (フィンランド、ドイツ、イタリア、ルーマニア、スペイン、イギリス) で実施したEuropean PlantLIBRA PFS Consumer Survey 2011-2012の結果をまとめたところ、対象者2359名 (平均46.4±15.6歳) 中82名 (87例) が植物サプリメントによる健康被害を自己申告しており、因果関係の評価は52例が”possible”、4例が”probable”であった。多かった被害報告はセイヨウカノコソウ8例、チャ (茶) 7例、イチョウ葉6例、ガラナ6例であり、症状は消化器症状 (52例) 、神経症状 (15例) が主だった (PMID:26928206) 。
・32歳男性 (アメリカ) が、むずむず脚症候群の症状改善を目的にヒ素、ヒカゲノカズラ、オキナグサ、ウルシ、亜鉛を含むサプリメント「Hyland Restful Legs ®」を摂取したところ、4週目より鼻漏と咳、5週目より構音障害、6週目に右の顔面下垂を生じて医療機関を受診。脳のMRI検査で脱髄病変が認められてTumefactive demyelinating lesionsと診断され、加療により改善した。Naranjo algorithmにより、サプリメントとの因果関係は”possible”と判断された (PMID: 27089112) 。
・グリア芽細胞腫の8歳男児 (ドイツ) が、中国漢方医に処方された中国ハーブティーを4回/日、摂取していたところ、脳室腹膜シャント術を受けるための全身麻酔導入前に経皮的動脈血酸素飽和度 (SpO2) が低値を示したため手術を延期した。ハーブティーの摂取中止により改善したしたため、翌日に施術した (PMID:27013078) 。
・36歳女性 (オランダ) がジインドリルメタンサプリメント製品 (ジインドリルメタン125 mg、ブロッコリー抽出物25 mg、ビタミンE抽出物2.35 mg、ライスミール含有) を4週間摂取したところ、かゆみ、痛みを伴う発疹、顔面浮腫、血中肝機能マーカーの悪化を生じ、摂取中止と加療により改善した。パッチテストにて摂取した製品に陽性を示したことから、サプリメントによる薬剤性過敏症症候群と診断された (PMID:26298826) 。
・29歳女性 (イタリア) が、インターネットで個人輸入した、テオブロミン、エボジアミン、バイオペリン、ビンカミン、カプサイシン、その他のハーブ抽出物および高濃度のカフェインを含む痩身用製品を数日間摂取したところ、温水シャワーを浴びている最中に激しい頭痛、視覚障害、平衡失調を生じて救急搬送された。可逆性脳血管攣縮症候群と診断され、摂取中止と加療によって症状は軽快したが、右目の半盲症が残った (PMID:27481111) 。
・高血圧、胃食道逆流疾患、変形性関節症、不眠症の既往歴があり、シルデナフィル、ヒドロクロロチアジド、オメプラゾール、コデイン/アセトアミノフェン、ヒドロキシジンを服用中の、運動習慣がある50歳男性 (アメリカ) がサプリメント製品「Fat Burn X」を2日間摂取したところ、両足および腰の痙攣、暗色尿、高CPKを生じ、摂取中止と加療により改善した (PMID:26811412) 。
・痛風性関節炎、アルコール中毒、胆嚢切除、耐糖能異常の既往歴があり、アロプリノール (痛風、高尿酸血症治療薬) を服用中の77歳男性 (ベルギー) が、血中脂質低下目的でベニコウジと緑茶抽出物を含有する製品「Controchol (R)」を1錠/日、1ヵ月間摂取したところ、黒色尿、無痛黄疸を生じ中毒性肝炎と診断され、摂取中止と加療により改善した (PMID:26971288) 。
・高血圧の既往歴がある69歳男性 (トルコ) が体重減少と食欲抑制を目的にハーブ茶製品「FORX5」を3週間摂取したところ、呼吸困難を生じ、急性左室拡張および左室収縮期性機能不全を生じた (PMID:27414728) 。
・2004年~2013年にアメリカの63の救急科を受診した患者3,667名のデータから、全米におけるサプリメントによる健康被害状況を推計した結果、サプリメント摂取により救急科を受診する人は23,005名/年で、内2,154名/年が入院。製品内訳は、ビタミン・ミネラル製品が31.8%、ハーブやその他成分が65.9%であった。ハーブやその他成分では体重減少を謳ったものが最も多く、特に20~34歳の若年女性に多かった。65歳以上の高齢者では、微量栄養素によるものが最も多かった。(PMID:26465986)
・50歳男性 (アメリカ) が、タウリン、グルクロン酸、リンゴ酸、N-アセチル L-チロシン、L-フェニルアラニン、カフェイン、シチコリン、B群ビタミンを含むエナジードリンクを4~5本/日、1週間摂取したところ、倦怠感、食欲不振、腹痛を生じ、その後も摂取を継続していたところ、吐き気、嘔吐、強膜黄疸を生じ、摂取開始から3週間で暗色尿と全身黄疸を生じたため医療機関を受診。血液検査で肝酵素、ビリルビンが高値を示し、肝生検で重度の急性肝炎所見が認められた。エナジードリンクの摂取中止と加療により改善したため、エナジードリンクの過剰摂取を原因とする肝炎と診断された (PMID:27803015) 。
・PlantLIBRA Poisons Centersがヨーロッパ6ヶ国 (フィンランド、ドイツ、イタリア、ルーマニア、スペイン、イギリス) で実施したEuropean PlantLIBRA PFS Consumer Survey 2011-2012の結果をまとめたところ、対象者2359名 (平均46.4±15.6歳) 中82名 (87例) が植物サプリメントによる健康被害を自己申告しており、因果関係の評価は52例が”possible”、4例が”probable”であった。多かった被害報告はセイヨウカノコソウ8例、チャ (茶) 7例、イチョウ葉6例、ガラナ6例であり、症状は消化器症状 (52例) 、神経症状 (15例) が主だった (PMID:26928206) 。
・32歳男性 (アメリカ) が、むずむず脚症候群の症状改善を目的にヒ素、ヒカゲノカズラ、オキナグサ、ウルシ、亜鉛を含むサプリメント「Hyland Restful Legs ®」を摂取したところ、4週目より鼻漏と咳、5週目より構音障害、6週目に右の顔面下垂を生じて医療機関を受診。脳のMRI検査で脱髄病変が認められてTumefactive demyelinating lesionsと診断され、加療により改善した。Naranjo algorithmにより、サプリメントとの因果関係は”possible”と判断された (PMID: 27089112) 。