■タイトル
消費者庁と佐賀県がシアン化合物を含む製品に注意喚起 (171010)
![]() |
| クリックで画像拡大 |
■注意喚起および勧告内容
2017年10月6日、消費者庁と佐賀県がシアン化合物を含む製品「びわの種粉末 100g入」 (右記写真:佐賀県ウェブページより加工転載) に注意喚起。
■解説
当該製品は店舗やインターネットで販売されていたが、東京都が実施した買上調査において、シアン化合物 (総シアンをシアン化水素として610μg/g) が検出され、食品衛生法違反と判断された。
当該製品の製造者 (株式会社 川原茶業) によって、賞味期限が2018年6月13日または7月31日の製品を対象に自主回収が行われている。現在のところ、当該製品との因果関係が疑われる健康被害については報告されていない。
■関連成分
アミグダリン (amygdalin)
アミグダリンはアンズ、ウメ、モモ、スモモ、アーモンド (ハタンキョウ) 、ビワなどのバラ科サクラ属植物の未熟果実の種子にある仁 (じん) に多く、未熟な果実の果肉や葉、樹皮にも微量含まれている主要なシアン化物産生性配糖体である。
咀嚼、消化の過程で有毒なシアン化物を産生する。アミグダリンは果実の成熟に従い消失し、また梅干しや梅酒、梅漬けなどの加工はアミグダリンの分解を促進すると言われているため、通常、これらの加工品に残存するアミグダリンの量は非常にわずかであると考えられる。
欧州食品安全機関 (EFSA) は、アプリコットカーネルおよび生のアプリコットカーネル関連製品のシアン化物産生性配糖体の急性参照用量 (ARfD:ヒトが24時間又はそれより短い時間経口摂取した場合に健康に悪影響を示さないと推定される体重当たりの摂取量) を20μg/kg体重と設定している。
■関連情報
消費者庁リコール情報サイト→ 「川原茶業「ビワの種粉末 100g入」 - 返金/回収」
佐賀県ウェブサイト
→「シアン化合物が検出された「ビワの種粉末 100g入」の回収について」
→ 「シアン化合物による健康被害について」
