2017年11月18日 19:29
医療の質に基づいて報酬を支払うペイ・フォー・パフォーマンス(P4P)制度を用いた糖尿病治療により、糖尿病やがんによる死亡率と全死亡率が低下するとの研究結果が、米疾病対策センター(CDC)が発行する「Preventing Chronic Disease」10月5日オンライン版に掲載された。
高雄医学大学(台湾)のHui-Min Hsieh氏らは、3つの地域住民データベースを用いて2型糖尿病をP4P制度への加入の有無で分けて転帰を比較した。
その結果、P4P制度の利用はがん発症率の低下とは有意な関連はみられなかったが、がんや糖尿病に関連した死亡率と全死亡率の低下と有意に関連していた。