2017年12月13日 15:40

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全世界のスポーツサプリメント市場は、健康意識の高まりを理由に急拡大。プロテインやアミノ酸を軸に多様な製品が上市されている。

世界のプロテイン市場は1 兆1,000億円を超える規模だが、過去5 年間で年率平均12%成長したとされている。世界の消費量の内訳は北米が7 割を占める一方、日本のプロテイン市場は約300億円と全体の3 %未満とまだ小さい。

しかしながら、ここ数年でプロテインに対する消費者や競技指導者の理解が進んだ結果、アスリートはもとよりスポーツ愛好家、さらにはアスリートを目指すユース年代(主に中高生)やジュニア年代の利用も増え始めた。

また“筋トレ女子”というキーワードも多く聞かれるようになるなど、雑誌やインターネットではプロテインと筋トレを併用したダイエット法や、しなやかな体作りに関する記事も一般層に影響を与えた。

こうした現象により小売チャネルも変化しつつある。過去のスポーツサプリメントはスポーツ用品店が主販路だったが、現在はスポーツ用品店の売り上げは減少し、ネット販売が大きく拡大、ドラッグストアの比率も高まった。

コンビニや、スーパーの食料品売り場にもシリアルバーや乳飲料タイプのプロテインが登場。スポーツサプリメントのみならず、菓子や強化型食品まで形態のすそ野が広がっている。



情報元:健康産業新聞第1632号(2017.11.15)