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2018年9月11日 15:27
第14回アスタキサンチン研究会開催のお知らせ

9月21日(金)13:30~16:45
早稲田大学日本橋キャンパス(コレド日本橋5F)て開催されます。

17:00から同会場にて懇親会とアワード授与が行われます。
是非ご参加を頂きたいと思います。プログラムを添付しますのでご高覧頂ければ幸いです。 

 
 アスタキサンチンは、強力な抗酸化物質であるばかりでなく、アンチオキシダントではあってもプロオキシダントにはなり難いこと、液脳関門を通過できることなど特徴的な性格を有し、基礎研究対象としてもまた機能性食品・化粧品への応用としても、興味の尽きないカロテノイドである。

 アスタキサンチン研究会は14回目を迎え、発足以後も基礎と応用の両面の研究の進展は著しく、特に生理機能に関する論文は増加している。年はヒト以外の動物に関する応用も広がり、昨年度のペンギンへの投与効果の発表など興味尽きない。

本年度も基調講演として日本獣医生命科学大学の新井敏郎教授には、問題となっている身近な犬猫(古くは番犬⇒愛玩動物⇒生活パートナーにまで変遷をしてきました)の生活習慣病対策についてご講演を頂く。その他純粋基礎研究関連、運動機能関連、紫外線障害改善関連、抗ストレス関連、およびヒト認知機能改善関連など、多岐に亘りご発表があり、今後もますますアスタキサンチン研究の進展が期待される内容となっている。

 2015年機能性表示食品制度が開始されてからすでに登録数が1,400件を超えるが、その中でアスタキサンチン関連の機能性表示食品の届出件数は22件(栄養補助食品20件、清涼飲料水1件、粉末飲料1件)、届出機能としては、目の機能をサポート15件、疲労感を軽減;眼の機能をサポート2件、肌のうるおい;抗酸化作用2件、睡眠の質の向上;肌のうるおい1件、疲労感を軽減1件、肌のうるおい1件となっている。まだまだ増加をすると予測されている。

このようにヒトの健康維持や疾病発症予防、あるいはスポーツ機能や美容に関わるQOL改善にエビデンスの蓄積が見られ、またアスタキサンチンの知名度が漸次上がってきていることは、大変喜ばしい事といえる。これらを背景に、国民のアスタキサンチンに対する認識をより高めることが、国民の健康福祉と関連産業振興という社会貢献に繋がるものと確信している。

学術・医療・産業界・官僚・政界・経済界などが手を組み真の国民の健康福祉に貢献するために、アスタキサンチン研究会としても全球入魂にて精進をしたいと考えている。

第14回アスタキサンチン研究会 当番会長 矢澤 一良

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第 14 回アスタキサンチン研究会プログラム
 
〔期日〕  2018 年 9 月 21 日 (金)
〔場所〕  早稲田大学日本橋キャンパス 大ホール
 
13:30-13:40   開会の辞                    当番会長:矢澤一良(早稲田大学)
 
13:40-14:20   基調講演                    座  長:矢澤一良(早稲田大学)
「犬猫の肥満の現状と肥満動物におけるアスタキサンチン給与効果」
 ・新井敏郎(日本獣医生命科学大学獣医学部)
 
14:20-15:00   一般講演 Ⅰ                 座  長:眞岡孝至(生産開発科学研究所)
                          原 英彰(岐阜薬科大学)
 1. 「長良川天然アユの眼球におけるカロテノイド分析とゼアキサンチンの局在」
  ・中村信介 1、眞岡孝至 2、久世祥己 1, 3、嶋澤雅光 1、原 英彰 1
  (1岐阜薬科大学薬効解析学、2(財)生産開発科学研究所、 3横浜市立大学大学院医学研究科臓器再生医学)
 
 2. 「グリオーマ細胞に対するアスタキサンチン及びアドニキサンチンの抗腫瘍作用」
  ・辻翔平 1、山田哲也 1,2、中村信介 1、林 雅浩 3、川嶋祐貴 3、大野 雄太4、 嶋澤雅光¹、原英彰¹
  (1岐阜薬科大学薬効解析学、2岐阜大学医学部附属病院脳神経外科、3JXTG エネルギー株式会社、4朝日大学歯学部歯科薬理学分野)
 
 3. 「水産無脊椎動物におけるアスタキサンチンの光学異性体および幾何異性体の立体変換」
  ・眞岡孝至(生産開発科学研究所) 
 
 4. 「ケトカロテノイド合成酵素遺伝子の進化について 」
  ・三沢典彦(石川県立大学 生物資源工学研究所) 
 
15:00-15:15   休憩  
 
15:15-15:55   一般講演 Ⅱ                   座  長:西田光德(アスタリール株式会社)
                                北市伸義(北海道医療大学)
 5.「マウスの運動パフォーマンスに対するフリー体アスタキサンチンおよび エステル体アスタキサンチンの効果の比較」
  ・髙橋侑 1 、青井渉 2 、眞岡孝至 3 、阿部諒 2 、富永久美 1
  (1アスタリール株式会社、2京都府立大学、3財団法人生産開発科学研究所)
 
 6. 「ナノ化アスタキサンチン経口摂取による紫外線角膜障害の軽症化」
  ・原田文也 1、森川哲郎 2、Anton Lennikov3、植原 治 4、安彦善裕 2、千葉逸朗 4永易裕樹 1、北市伸義 5
  (1北海道医療大学歯学部 生体機能・病態学系 顎顔面口腔外科学分野、 2北海道医療大学歯学部 生体機能・病態学系 臨床口腔病理学分野、 3ジョンズ・ホプキンス大学医学部 ウィルマー眼研究所、 4北海道医療大学歯学部 口腔構造・機能発育学系 保健衛生学分野、 5北海道医療大学予防医療科学センター 眼科学系)
 
 7. 「母子分離ストレスラットに対するアスタキサンチンの効果 」
  ・鎌田和浩 1、安田律 1、村上貴彬 1、井上亮 2、水島かつら 1、井上健 1、岡山哲也 1、堅田和弘 1、内山和彦 1、半田修 1、石川剛 1、髙木智久 1、内藤裕二 1、伊藤義人 1
  (1京都府立医科大学大学院医学研究科消化器内科学、 2京都府立大学大学院生命環境科学研究科動物機能学)
 
 8. 「アスタキサンチン・セサミン含有サプリメントによるヒト認知機能改善効果」
  ・伊藤尚基、斎藤仁美、関忍、植田文教
  (富士フイルム株式会社 R&D 統括本部 医薬品・ヘルスケア研究所)
 
16:00-16:35   パネルディスカッション     座  長:矢澤一良(早稲田大学)
  ・板倉弘重(品川イーストワンメディカルクリニック)
  ・石田 晋(北海道大学大学院)
  ・澤木啓祐(順天堂大学大学院)
 
16:35-16:45   総括及び閉会の辞          世話人代表:内藤裕二(京都府立医科大学大学院)
 
17:00-19:00   懇親会 / アワード・奨励賞 授与式    (コレド日本橋) 

参 加 費:会員 無料、非会員 5,000 円、学生 無料 懇親会費:5,000 円 (事前予約制)  

湘南予防医科学研究所

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