プロフィール
名前:酒井美佐子
平成4年東邦大学薬学部卒。東邦大学医療センター佐倉病院にて病棟臨床薬剤師として9年間勤務後、カナダアルバータ大学・アメリカコロラド州立大学病院統合医療センターの研修を経て、平成15年統合医療ビレッジ薬剤部長。平成20年4月よりビオセラクリニック薬剤部長。日本ホメオパシー医学会認定薬剤師。ハーバルセラピスト。
大学(東京薬科大学、東邦大学、城西国際大学)や薬剤師卒後教育講座、一般向け講座にて、薬剤師の立場からサプリメントやハーブの正しい摂取方法などの普及につとめる。
薬剤師向け雑誌「日経ドラッグインフォメーション」連載、「ファーマネクスト」(じほう)、「デトックス・ダイエット」(幻冬舎)著書、「3日で毒素排出」(イーストプレス)監修など。

 
こんばんは。IMG_2342.JPG

温かかったり寒かったりと気温の変化が激しい日が続きますが、お変わりありませんか?

先週、雨の2日間、パシフィコ横浜で行われた「統合医療展2008」に行って参りました。

今年の講演や展示で多かったテーマは「特定保健指導」「メタボ」「高濃度ビタミンC点滴」でした。4月からスタートする特定保健指導をふまえ、支援者に薬剤師も加えられましたが、指導では「食事指導」「運動指導」で改善されないまたは両指導が上手くいかないときは、「サプリメント」の利用が考えられていますので、支援者らがどのように連携をとり予防システムを確立していくかがKEYポイントになります。

展示では、メタボ対策用のサプリメントとして、EPA・DHA・DPA関係、食物繊維(αシクロデキストリン)など様々な素材が紹介されていました。

 

また、商品化するときの製造過程において、様々な素材とコンビネーションさせるときに、その素材の安定性を考えずに高温度で製品化してしまい、有効性がなくなっている可能性も考えられることを改めて考えさせられました。薬剤師が安全な有効性のある商品を選択する場合、その素材だけに目をむけるのではなく、製造過程もチェックしなければなりませんね。

 

高濃度ビタミンC点滴は、昨年あたりから耳にすることが多くなりました。1回60~100グラムのビタミンCを点滴するガン治療の一つで、2005年にNIH、FDAの科学者らがガンに対する有効性、副作用のないガン治療と発表したことをで、日本でもガンのクリニックなどで始められた方法です。こんな大量のビタミンCを体内に入れて害がないのかどうか、これから私も調べてみたいと思います。

MSA認定講座でもブースを出していましたが、多くの医師や薬剤師の先生方がブース内にて興味をもって教材を見て行かれたようです。

2008年3月24日 20:32 | コメント(0) | トラックバック(0)
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