『8月25日、日本医師会定例記者会見において、原中勝征・日本医師会長ならびに高久文麿・日本医学会会長は、24日に金澤一郎・日本学術会議会長が発表した『「ホメオパシー」についての会長談話』に全面的に賛成するとの見解を公表した。日医・日本医学会会長が連名で見解を出すのは「極めて異例」とのこと。
金澤氏の会長談話は、ホメオパシーを「科学の無視」「荒唐無稽」指摘し、「ホメオパシーに頼ることによって、確実で有効な治療を受ける機会を逸する可能性があることが大きな問題であり、時には命にかかわる事態も起こりかねない」「ホメオパシーの治療効果は科学的に明確に否定されており、それを『治療効果がある』として治療に使用することは厳に慎むべき行為」とするもの。原中氏は、「これだけ科学が発達した世の中で、全く根拠のないことが新興宗教のような広がりを示すことに、非常に危機感を持たざるを得ない」と述べた。』
先日から問題になっている「乳児にビタミンKを投与させず、レメディを与えた助産師」から、日本医師会のホメオパシー発言につながりました。
私は、5年ほど前に「日本ホメオパシー医学会の認定薬剤師」の資格に合格しました。
(現在は、更新単位が足りず脱退になりました)
受講した理由は、
当時、代替医療のなかでホメオパシーという療法は、社会的な流れ(民間レベルで流行りつつあり)があり、諸外国でも薬局でホメオパシーレメディが多く売られていた現状も知っていましたので、薬剤師として「口に入れるもの」に興味があったからです。
。その講義は、薬学部の物質的なものとは全く違い、レメディを覚えるとときに「ものがたり」を覚えるような、とても不思議な感じでした。
学会は多くの医師や獣医師、歯科医が中心で、薬剤師はほんの数名合格していました。
MSAの講座の中で、コラムでいくつかホメオパシーが取り上げられていますが、
これはあくまで、「こういた代替療法も世界中で使われていることを知る」ということだと思います。
患者さんが治癒をされていく段階で、「プラセボ効果でも良くなればいい」という考えと
「何が効いたのかはっきりさせたい」という考えの医療者&患者がいると思います。
正直、、、ホメオパシーは私は前者のほうかな・・・と思っています。
そして、日本の医療の中で、今、民間レベルの資格をかざし医療行為のようなことをしている人もいるのが問題になっています。そんな中での、この事件です。。。
やはり危惧していたことが起きてしまいました。
私たち、薬剤師は、ホメオパシーという内容を知ることで患者さんに啓蒙活動をしていかなくてはいけない立場と思います。
実際、私の患者さんの中で、民間でのホメオパシーを信じ、膵臓がんでしたが、マーカーが上がっているにも関わらず、素人のホメオパスはレメディの好転反応と言い続け、クリニックに来た時はどうしようもなく悪化している状況で、とても憤りを感じたこともありました。
でも、患者さんは言いました「私がそれを信じたので、くいはないんですよ」って。
びっくりしました。でも、そんなことがあってはならないと今でも思います。
特にガンなどの命にかかわる人に、ホメオパシーだけでどうにかしようってこと自体がありえないのですから・・・。
精神的なことから病気になる方はたくさんいるので、そんな人がこれに頼り、自分を元気づけられるのであれば、それはそれで、いいことと思いますが。
結論は当分出ないと思いますが、ホメオパシーレメディを使用している患者さんは多くいるので、エビデンスに基づいた医療がメインであることを私たち、薬剤師は伝えていきたいです。
立秋とは名ばかりで、毎日暑い日が続いております。
みなさま、夏を満喫されていますか?
うちのほうは、先週、東京湾大華火祭でした♪
ワン友のおうちで、みんなで集まりパーティーでした。
東京湾が一望できる特等席で、花火を満喫でした。
花火の音を聞くと元気になりますよね!
うちのトイぷー、Cocoは、暑い日が続きすぎるため、お散歩はお預けです^^;
かわいそうですが、犬も熱中症が多いので、油断ができません。人間みたいに素直にスポーツドリンクは飲んでくれません。
先週の金曜日、
第一ホテル東京シーフォート総料理長の飯村シェフとコラボさせていただいた
2年ぶりに復活した『ナチュラル健美食』が無事に終了しました。
多くの皆様に召し上がっていただき、とても嬉しかったです。
ありがとうございました。