薬剤師の酒井美佐子です。
2007年から8年間、メディカルサプリメントアドバイザー認定講座さんのほうで、
メディカルサプリブログを書いておりましたが、
このたび、アメブロにお引越しすることになりました。
酒井美佐子のメディカルサプリブログ
http://sakaimisako.blog.fc2.com/
内容は引き続き、臨床現場で使われるサプリメントのこと、
サプリメントの情報、セミナーの告知など、サプリメントを扱っているみなさまの役立つ情報を発信していきたいと思っております。
これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。
(メディカルサプリメントアドバイザー認定講座からの移行もあるため、10月まで旧ブログと新ブログで同じ内容がアップされます。
なお、このブログは、10月をもって閉鎖となりますので、登録の変更をお願い申し上げます)
昨日、無事に第3回メディカルサプリメントフォーラムが終了しました。
今年は、大使館の修繕工事も終わっていたので、4階会場は緑に包まれた明るい雰囲気で、気がいいなぁ~~という皆様のお声がありました。年に1回のカナダ大使館はやっぱり特別な会場・・・外国の雰囲気が出まくりです。(トイレがまた、、、すごいきれいで!)
さてフォーラムですが、カナダ大使館の1等書記官のジェイソンさんからはじまり、NHP理事長のあいさつ、寺尾先生の講演と続きました。
寺尾先生は、有機化学の専門家ですから、サプリを製造する上での合成の注意点など(アミノ酸配合するときの注意点や温度設定など)の専門的なお話でした。特に、プロポリス(脂溶性)を水に溶かすことに成功したと報告した会社のあとに寺尾先生の有機合成の話をして、有効性をなくしていることを指摘した・・などおもしろかったですね。プロポリスって、1つの製品のように扱われていますが、中国(日本)産、ブラジル産、ニュージーランド産では成分内容が全く異なる別製品だということも、お話しされていました。寺尾先生から、メディカルサプリメントアドバイザーに期待することとして、こういう製造過程にも目を向けて、勉強してくださいということでした。
たしかに・・・・・
有機合成、大学以来、ご無沙汰・・・。でも、この世の中、不安定な有効と言われる素材ってたくさんあるし、メーカーはこれも「流行っている」「入っているとイメージがいい」となんでも組み合わせがちですが、有機屋さんから見るとナンセンスなものが多いってことですね。
もっと知りたい!
2題目の私の講演は、「カナダでのNHP規制、ラベル表示」「ナセラでの実際のカウンセリング方法」を話しました。
いただいた時間は30分。今までで最短・・・どれだけ伝えられるか不安だったのですが、講演後、実際の現場でのカウンセリング、サプリ販売のヒントになったと先生方からのお言葉。よかった~~~
カナダ大使館の方からも、話がよかったと・・・そうでしょ~~~、カナダの製品、説明しましたもの。(笑)
3題目、東京女子医大の大野先生からは、補完代替療法のこと、エビデンスが重要と言っても、まだまだないのが現状。個人の体感もエビデンスの一つだということ、実際、乳清たんぱくを飲んでいたリュウマチ患者さんが一時的にやめてみたら、痛みが増強し、また始めたら痛みが緩和した症例などを聞いて、私も参考になりました。
またトクホの臨床試験で、効果発現は開始後1~2か月で出てくるということで、サプリの経過観察の指標も聞けてよかたです。
写真はのちほどアップします。
参加した皆様、お疲れ様でした!
4年前の今頃、ドイツ・フランクフルトの東、エアランゲンという町で、自然療法の研修を受けていました。すごい田舎町で、ホテルやレストランが1件ほどある程度。周りは、すばらしい田園風景で、自然のエネルギーあふれるところでした。
講師はペーター・ゲルマンさんで、ドイツの国家資格である『ハイルプラクティカー』、自然療法士。
ドイツの自然療法士は、医師と同様に診断や治療も可能な職業で、代替療法や伝統医療を中心におこなう人を言います。
研修では、「ライゼンクア」「顔診断シュスラー塩」「植物とアロマを使った水浴療法」「シップの方法」「ハーブウォッチング」を行いました。ドイツは、伝統的なハーブ療法が継続していて、人々も植物のもっている効能を利用して、予防や治療に使っているのです。
「ホメオパシーの父」と言われるハーネマン。 「水療法」で有名なクナイプもドイツ人です。
顔診断シュスラー塩は、、、ここで説明するのはとても難しいので、ご興味のある方はこの本がおすすめです。
シュスラー塩(ティシューソルト)とは、
ティッシュー・ソルトは120年以上も前から創始されたもので、今では安全で効果的な療法として世界中で用いられている、ヨーロッパ発祥の生化学的医療体系のひとつ。日本では「組織塩」と呼ばれている。医師であり、生化学者であったウイルヘルム・ハインリッヒ・シュースラー博士が、ホメオパシーと融合させた研究から生み出したもの。「全ての病気は生命組織塩の不足から生じ、生命組織塩によって、すべての病気は治る」とシュスラー博士は考えました。そして細胞や組織の治療で、独自の理論を体系づけることに成功し、健全な身体の機能は「十分な無機塩(ミネラル)の摂取とその利用によるものである」と結論し、結果12種類(Mg、Ca、Na、K、Fe塩など)の最も重要な「レメディ」を発表。
ちなみに、これを日本で入手するのは困難。日本では、ホメオパシーも食品として輸入されていますが、これはミネラルが検出されるので、食品んともみなされないようですね。
ドイツ旅行に行かれた際、アポテーケ(薬局)をのぞいてみてください。
私は、足がつった時に「Mg Phos」を試したことがあります。・・・不思議と効きました・・・
ナセラでは、ドイツにある 『マリエン薬局』 と提携していますが、メディカルハーブだけでなく、ホメオパシーやハーブチンキ、時には野菜も治療に使うことを教えています。
ジャガイモ湿布とか、玉ねぎ湿布なんかも。。。おばあちゃんの知恵袋みたいなものですね。
GW明けから1週間、5月病になっている方は、マルチビタミンを飲むといい・・・と何かの特集で読みましたが。。みなさんはいかがですか?
さて、5月号のファーマネクストの企画 「おじゃまします」で、ビオセラクリニック自然療法部門ナセラが取り上げられました。
最近の薬局は、6月の薬事法の改正により、動きが活発化してきましたね。「登録販売者」制度ができたり、それによりコンビニや大型電化量販店でも医薬品が買えるようになり、薬局も生き残りをかけています!
昨日、テレビ東京の日経スペシャル「ガイヤの夜明け」では、「ドラッグストア・ビッグバン 薬の門戸開放」がテーマでした。
特におもしろかったのは、スギ薬局の「在宅医療」の試み。訪問看護ステーションを作り、地域医療の中で、医師・看護師・薬剤師が連携をとって在宅に取り組む姿勢は、大きな病院とまさしく同じ。そこに家族も加わるわけですが、患者も参加できる医療は、これから益々ニーズが高まるように思いました。
テレビでは、看護師さんの活躍が主でしたが、薬剤師もきっと能力を発揮できるいい環境にもっていけるだろうなぁと、ひそかに心が熱くなりました。(笑)
在宅は、保険点数がとれるし、とってもやりがいもありますよね。
また、スギ薬局のように、モチベーションが高く意識の高い薬剤師を育てている企業さんだったら、「予防医学」をどのように展開していくのだろうと、興味もわきました。
なかなかおもしろい番組でしたよ。
ビオセラクリニックは東京女子医大関連のガン免疫療法専門クリニックです。このクリニックの2階に自然療法部門ナセラが開設されて、もうすぐ1周年です。
MSA認定薬剤師が活躍できるカウンセリングルームとしての第1号店です。私は、ここで第1号として抜擢されたわけですが。
約1年、お仕事させていただいて、顧客数は200名を超えました。約6割はガン患者さん、約4割は予防医学や健康維持目的の患者さんです。
ナセラは完全予約制をとっているため、患者さんやご家族とのカウンセリングを充実させています。化学療法の副作用に悩んでいるときに対処方法をアドバイスしたり、食事やストレスマネージメントのこともお話しします。時に、心も相談も・・・
このお仕事をやっていて良かったと思うのは、患者さんやご家族からの言葉。
「たくさんの治療に関するアドバイスや励ましの言葉が心強かった・・・自分一人で戦っているんじゃない、周りの人に支えられていることを知った・・・感謝。」
そんな言葉をいただくと、私たちスタッフもたくさんのパワーをいただけるのです。
私たちスタッフのコラム、白衣のポケットの担当が、酒井です。ご興味のある方は、こちらから