プロフィール
名前:酒井美佐子
平成4年東邦大学薬学部卒。東邦大学医療センター佐倉病院にて病棟臨床薬剤師として9年間勤務後、カナダアルバータ大学・アメリカコロラド州立大学病院統合医療センターの研修を経て、平成15年統合医療ビレッジ薬剤部長。平成20年4月よりビオセラクリニック薬剤部長。日本ホメオパシー医学会認定薬剤師。ハーバルセラピスト。
大学(東京薬科大学、東邦大学、城西国際大学)や薬剤師卒後教育講座、一般向け講座にて、薬剤師の立場からサプリメントやハーブの正しい摂取方法などの普及につとめる。
薬剤師向け雑誌「日経ドラッグインフォメーション」連載、「ファーマネクスト」(じほう)、「デトックス・ダイエット」(幻冬舎)著書、「3日で毒素排出」(イーストプレス)監修など。

EBM(Evidence Based Medicine)の意味は文字どおり、医学的な根拠に基づいた治療をしようということですが・・・

私たちのような医療従事者にとって、日々発表されて蓄積される膨大な医学情報をフォローし、常に最新の情報に精通し、医療に反映させるのは、とても困難なことです。

そこで、コクラン共同計画(The Cochran Collaboration)というものがあります。

帝京大学の上記のサイトでは、日本語でコクラン共同計画についてとてもよくまとまっていますので、御覧ください。

コクラン共同計画とは、世界中の研究者たちが、テーマごとに世界中の医学文献を網羅的に検索し、質の高い臨床研究報告を体系的に選び出し、統計的な手法でとりまとめ、全体として何が言えるかを簡潔にまとめ、オンラインで公開しているものです。

コクランの報告は、現時点でのそのテーマについての、極めて信頼できる専門家見解だと言うことができます。これを読めば、自分でいちいち数多くの原著論文を読まなくとも、医学的な根拠の現状がわかります。そして大きな間違いの無い医学的な判断をすることができます。(コクランレビュー英語版

私は、日経ドラッグインフォメーションで、昨年から「薬剤師必修!サプリメント基礎講座」という各疾患別のサプリメントを各論ごとに論文も含めて書いていますが、ここでもコクランレビューからの抜粋を多く使用しています。

サプリメントに関してのレビューも毎回数本、掲載されています。

 

2008年4月24日 10:14 | コメント(0) | トラックバック(0)
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