日本では、がん患者さんの半数以上が補完代替医療(サプリメント・鍼灸・マッサージなど)を利用している現実がありますが、医療者がなかなか理解を示さないため、医療者に隠れて利用しているケースが多くあります。
実際、アメリカでは、補完代替医療を用いる患者が多いという調査結果を受け、医療者が補完代替医療の知識を持ち、理解を示すべきという方向に変わってきているといいます。
日本の医療者においても、今後、補完代替医療に対して知識を持ち、治療に役立てる方向で見直しが進むことが期待されています。
でも、補完代替医療・・・の中には、たしかに怪しいもの(サプリや施術)、スピリチャル的なものなどが含まれるのも事実。
なかなか一般の医療者には受け入れにくいものです!
そこで、参考になるのが、「がんの補完代替医療ガイドブック」第2版です。
このガイドブックは、インターネットを介して誰でもダウンロードして読むことができ、所先生や今年のカナダ大使館で行われなメディカルサプリメントフォーラムでお話しされた金沢大学の大野先生らの研究成果も盛り込まれており、患者が補完代替医療をどう受け止めているかも記載されています。
また、海外で科学的根拠があると認められている補完代替医療のリストも追加されていますので、必見です。
先日、大学病院で補完代替医療外来をしている大野先生とお目にかかりましたが、患者さんはサプリメントをたくさん持参し、先生からエビデンスレベルの話を伺うそうです。大学病院で、このような外来ができたことは、私のようなサプリメントや自然療法を扱っている薬剤師にとっては、世の中前進している~~と励みになります♪
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