がん患者さんの約3割以上が補完代替療法を利用し、5割が関心がある(または準備している)ことが、大阪大学コミュニケーションデザインセンター人間科学研究科医学系研究科の平井先生らの研究から明らかになりました。
また、補完代替療法に最も影響を与えているのは、「家族の期待」です。
癌患者さんのカウンセリングをしていると、サプリメントは特に家族の方が、口コミで聞いてきたものを飲ませているパターンが実に多いのかがわかります。それも、うわさで「癌が治った」と聞いたものを次々と試します。
その行為は、もちろん否定できません。
ただ、気をつけないといけないのは、「患者が嫌々、無理に飲んでいる。食事を減らしてもサプリを飲む」パターン。それから、「治療や症状で、摂取してはいけないサプリがあることを知らない」パターンです。
先週だけでも、肺がん患者さんの「βカロチン高容量」サプリメントの接取、パクリタキセル投与中の「ガーリックサプリメント」の接取、C型肝炎からの肝がん患者さんの「アキウコン高容量」サプリメントの接取に遭遇しました。
エビデンスレベルもありますが、やはりリスクはなるべく避けたいです。。
私が参考にしている、がん情報のサイトです。こちら
米国国立がん研究所(NCI)が配信する包括的がん情報、PDQ®(Physician Data Query) を日本語訳したものです。
アメリカの情報なので、食事のレシピとかは、日本人には合わないと思いますが・・・参考になります!
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