先週、中央労働災害防止協会の心理相談専門研修に参加してきました。
看護師さんや保健師さん、産業カウンセラーさんたちが多く受講するメンタルヘルスの講座です。この講座、すごく人気が高いのか、東京研修はいつもキャンセル待ち・・・
私は、お仕事上、患者さんの悩みを聞くことが多いので、参加してきました。
THPとは、トータルヘルスプロモーション・プランの略で、昭和63年から厚生労働省が働く人の健康の保持増進のために推奨されているものです。働く人=企業ということで、中央労働災害防止協会の会長は御手洗富士夫さんなんです。
今回の研修で、一番役に立ちそうなことは、「自律訓練法」。
自律訓練法とは、1932年にドイツの精神科医シュルツ(Schultz,J.H.)によって創始された自己催眠法であり、治療技法である。ストレス緩和、心身症、神経症などに効果があるリラクセーション法です。
緩和ケアでも使用されており、患者さんのセルフケアとして使えそうでした。
それにしても、今回の研修で、企業内で起こっている様々な問題点を聞きました。リストラに過重労働・・・自殺・・・日本人は、世界的に見ても自殺者が多く、その数は、交通事故死よりはるかに多いのですね。産業医、産業看護師はいるのに、なぜ産業薬剤師はいないのだろう???そんな疑問も持ちました。
企業内に薬剤師がいたら、それこそOTCやサプリ、ハーブ、アロマなどの引き出しを使って、メンタルケアにも役立てられるのではないかと・・・
ということで、研修で、大手企業勤務の人たちとお話できて、新鮮な気持ちになりました♪
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