プロフィール
名前:酒井美佐子
平成4年東邦大学薬学部卒。東邦大学医療センター佐倉病院にて病棟臨床薬剤師として9年間勤務後、カナダアルバータ大学・アメリカコロラド州立大学病院統合医療センターの研修を経て、平成15年統合医療ビレッジ薬剤部長。平成20年4月よりビオセラクリニック薬剤部長。日本ホメオパシー医学会認定薬剤師。ハーバルセラピスト。
大学(東京薬科大学、東邦大学、城西国際大学)や薬剤師卒後教育講座、一般向け講座にて、薬剤師の立場からサプリメントやハーブの正しい摂取方法などの普及につとめる。
薬剤師向け雑誌「日経ドラッグインフォメーション」連載、「ファーマネクスト」(じほう)、「デトックス・ダイエット」(幻冬舎)著書、「3日で毒素排出」(イーストプレス)監修など。

そろそろ暑くなってきたので、薄着になる季節。

女性の興味は常にダイエットです。いかに皮下脂肪を落とすか・・・悩むところです。

美的7月号 『燃焼系サプリメントでもっと燃やす!』 特集では、「分解・燃焼」「吸収阻害」「排出サポート」の作用からアプローチしています。

私は、この中でサプリメントの基礎的な知識のコメントをしています♪

ところで・・・

このような女性のダイエット特集が組まれる一方、日本では、10代~20代女性の「やせ」志向が問題視されています。

厚生労働省では、毎年3月1日から3月8日までを「女性の健康週間」と定め、女性の健康づくりを国民運動として展開することとしていて、国民健康・栄養調査で、男性よりも女性は「やせ」志向が強いことが示されています。資料6-1はこちらから

やせ(低体重)の者(BMI<18.5)の割合は、女性の20代で21.4%、30代で15.6%でした(平成16年)

また体重を減らそうとしている者の割合は、15~19歳の低体重者で41%、20歳~29歳の低体重者で17.5%でした。つまり、やせすぎの人が、さらにダイエットを試みているのです。

「やせ」のデメリットは、摂食障害、うつ、骨密度の低下を起こしやすく、出産時に低出生胎児になる確率が高くなるということです。

薬店・ドラッグで、ダイエット系のサプリを売るのは、その方をきちんと見極めてからにしたほうがいいと思います。

次世代の母になる存在の彼女たちですから、きちんとした健康感を養うお話をしてあげるのがいいかなぁ。

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2009年5月25日 12:48 | コメント(0) | トラックバック(0)
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