プロフィール
名前:酒井美佐子
平成4年東邦大学薬学部卒。東邦大学医療センター佐倉病院にて病棟臨床薬剤師として9年間勤務後、カナダアルバータ大学・アメリカコロラド州立大学病院統合医療センターの研修を経て、平成15年統合医療ビレッジ薬剤部長。平成20年4月よりビオセラクリニック薬剤部長。日本ホメオパシー医学会認定薬剤師。ハーバルセラピスト。
大学(東京薬科大学、東邦大学、城西国際大学)や薬剤師卒後教育講座、一般向け講座にて、薬剤師の立場からサプリメントやハーブの正しい摂取方法などの普及につとめる。
薬剤師向け雑誌「日経ドラッグインフォメーション」連載、「ファーマネクスト」(じほう)、「デトックス・ダイエット」(幻冬舎)著書、「3日で毒素排出」(イーストプレス)監修など。

先週末、笹川記念会館で行われた『国際統合医療ワークショップ~米国統合医療におけるガン治療を学ぶ』に参加してきました。

統合医療に興味のある医師の会なので、薬剤師はあまり参加されていなかったのではと思います。

私は、ガン患者さんのカウンセリングをしている立場上、このような題名のワークショップには弱いのですよね・・参加しちゃいました。

今回のメインは、ニューヨークで補完医療センターをされているマイケルBシャクター先生で、

「ガン患者のための体内浄化とⅣ治療」

「食事とサプリメントによるガン患者のための栄養サポート」

でした。

私たち医療従事者がガン治療といえば、「手術」「化学療法」「放射線」ですが、これだけでは、患者さんのQOLは高くならないことを、接しながら思っている方も多いはず。

アメリカの病院の37%が統合医療を提供し、「Best Hospital」に選ばれるトップ19すべての病院は統合医療を提供している現実。

どんな医療を提供するのかといえば、、

「栄養相談・サプリメント」「心身療法」「リラクセーション」「バイオフィードバック」「誘導イメージ療法」「指圧」「音楽療法」「内省的リスニング」「エネルギー療法」「リフレクソロジー」「アロマセラピー」「鍼灸」などです。

なぜ統合医療を取り入れるのかと言うと、「患者の要求」が高いから。「有効だから」「病院の使命だから」ということ。

なるほど、アメリカは、患者中心の治療が進んできたということなんですね。

 

さて、シャクター先生の講義では、

ガン治療で「体内浄化」つまり、腸内洗浄やキレーションについて

現代人の悪環境、化学変異原物質や放射線の曝露、植物性栄養成分の接取不足による遺伝子変異について

ガン患者が避けるべきものリスト

食事のガイダンスについて

サプリメントについては、化学療法中も抗酸化作用のものOKと言っておられましたね。

 

日本にも、このような病院が増えていくのでしょうか・・・・?

 

2009年7月21日 10:55 | コメント(0) | トラックバック(0)
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