先週末、笹川記念会館で行われた『国際統合医療ワークショップ~米国統合医療におけるガン治療を学ぶ』に参加してきました。
統合医療に興味のある医師の会なので、薬剤師はあまり参加されていなかったのではと思います。
私は、ガン患者さんのカウンセリングをしている立場上、このような題名のワークショップには弱いのですよね・・参加しちゃいました。
今回のメインは、ニューヨークで補完医療センターをされているマイケルBシャクター先生で、
「ガン患者のための体内浄化とⅣ治療」
「食事とサプリメントによるガン患者のための栄養サポート」
でした。
私たち医療従事者がガン治療といえば、「手術」「化学療法」「放射線」ですが、これだけでは、患者さんのQOLは高くならないことを、接しながら思っている方も多いはず。
アメリカの病院の37%が統合医療を提供し、「Best Hospital」に選ばれるトップ19すべての病院は統合医療を提供している現実。
どんな医療を提供するのかといえば、、
「栄養相談・サプリメント」「心身療法」「リラクセーション」「バイオフィードバック」「誘導イメージ療法」「指圧」「音楽療法」「内省的リスニング」「エネルギー療法」「リフレクソロジー」「アロマセラピー」「鍼灸」などです。
なぜ統合医療を取り入れるのかと言うと、「患者の要求」が高いから。「有効だから」「病院の使命だから」ということ。
なるほど、アメリカは、患者中心の治療が進んできたということなんですね。
さて、シャクター先生の講義では、
ガン治療で「体内浄化」つまり、腸内洗浄やキレーションについて
現代人の悪環境、化学変異原物質や放射線の曝露、植物性栄養成分の接取不足による遺伝子変異について
ガン患者が避けるべきものリスト
食事のガイダンスについて
サプリメントについては、化学療法中も抗酸化作用のものOKと言っておられましたね。
日本にも、このような病院が増えていくのでしょうか・・・・?