プロフィール
名前:酒井美佐子
平成4年東邦大学薬学部卒。東邦大学医療センター佐倉病院にて病棟臨床薬剤師として9年間勤務後、カナダアルバータ大学・アメリカコロラド州立大学病院統合医療センターの研修を経て、平成15年統合医療ビレッジ薬剤部長。平成20年4月よりビオセラクリニック薬剤部長。日本ホメオパシー医学会認定薬剤師。ハーバルセラピスト。
大学(東京薬科大学、東邦大学、城西国際大学)や薬剤師卒後教育講座、一般向け講座にて、薬剤師の立場からサプリメントやハーブの正しい摂取方法などの普及につとめる。
薬剤師向け雑誌「日経ドラッグインフォメーション」連載、「ファーマネクスト」(じほう)、「デトックス・ダイエット」(幻冬舎)著書、「3日で毒素排出」(イーストプレス)監修など。

2010年の「米国人の食生活ガイドライン」の改訂版が公表されました。

2005年以来となる今回の新しい改訂ガイドライン(第7版)では、米国人の塩分摂取減少に焦点が当てられています。

米国農務省(USDA)による「米国人の食生活ガイドライン(Dietary Guidelines for Americans 2010)」では、

1日の塩分摂取量をほとんどの人で2,300mg未満に、

51歳以上、すべての黒人、および高血圧、糖尿病、慢性腎疾患患者では年齢に関わらず1,500mg未満にするよう推奨しています。

現在の肥満の蔓延およびそれに付随する慢性的な健康問題を考えると、1,500mg未満という基準は最終的に米国全国民の約半数に当てはまるといいます。

http://www.cnpp.usda.gov/Publications/DietaryGuidelines/2010/PolicyDoc/PolicyDoc.pdf(P21)

 

日本の食塩摂取目標量は、「日本人の食事摂取基準2010より」

成人男性 9g未満

成人女性 7.5g未満

食塩摂取量(g)=ナトリウム摂取量(mg) X 2.54 /1000 で計算すると、

成人男性 3,543.3mg

成人女性 2,952.8mg

とかなりの差がみられることが分かります。

http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000000xtwq-img/2r9852000000xu2r.pdf(P20)

生活習慣予防の各国の取り組みに差がみられるようです。

塩分過多による疾患の方(高血圧、慢性腎疾患、胃がんなど)は、かなりの減塩が必要ということなのでしょうか。

 

 

2011年2月15日 15:37 | コメント(0) | トラックバック(0)
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