今年、「○○○疾患とビタミンD」という論文が多く発表されました。
認知症とビタミンD
うつ病とビタミンD
乳がんとビタミンD
膀胱がんとビタミンD
メタボとビタミンD
大腸腺腫とビタミンD・・・などなど本当にたくさんの論文です。
血中ビタミンDが低値ですと、いろいろな疾患のリスクがあがっていることが多く、たちまち注目されてきたビタミンD。
アメリカでは、サプリメントとして1000~2000IU摂っている専門家も多くいるくらいです。
11月30日、「 Institute of Medicine 」で、新しいアメリカでのビタミンD推奨摂取量が発表になりました。
1~70歳 600IU(15μg)
70歳以上 800IU(20μg)
上限 4000IU(100μg)
日本では、100IU~200IUが推奨摂取量のため、かなりの差がみられます。
ビタミンDサプリメントと疾患の関係は、まだエビデンスが不足な段階にあります。あくまでも、血中濃度が低いことがいけないという発表です。
これからの臨床試験に注目です。
そろそろ暑くなってきたので、薄着になる季節。
女性の興味は常にダイエットです。いかに皮下脂肪を落とすか・・・悩むところです。
美的7月号 『燃焼系サプリメントでもっと燃やす!』 特集では、「分解・燃焼」「吸収阻害」「排出サポート」の作用からアプローチしています。
私は、この中でサプリメントの基礎的な知識のコメントをしています♪
ところで・・・
このような女性のダイエット特集が組まれる一方、日本では、10代~20代女性の「やせ」志向が問題視されています。
厚生労働省では、毎年3月1日から3月8日までを「女性の健康週間」と定め、女性の健康づくりを国民運動として展開することとしていて、国民健康・栄養調査で、男性よりも女性は「やせ」志向が強いことが示されています。資料6-1はこちらから
やせ(低体重)の者(BMI<18.5)の割合は、女性の20代で21.4%、30代で15.6%でした(平成16年)
また体重を減らそうとしている者の割合は、15~19歳の低体重者で41%、20歳~29歳の低体重者で17.5%でした。つまり、やせすぎの人が、さらにダイエットを試みているのです。
「やせ」のデメリットは、摂食障害、うつ、骨密度の低下を起こしやすく、出産時に低出生胎児になる確率が高くなるということです。
薬店・ドラッグで、ダイエット系のサプリを売るのは、その方をきちんと見極めてからにしたほうがいいと思います。
次世代の母になる存在の彼女たちですから、きちんとした健康感を養うお話をしてあげるのがいいかなぁ。
MSAのサプリメントニュースで、サプリメントメーカーと対談という企画がスタートしましたね。
サプリメントの勉強をする時、その素材や成分に注目することが多いですが、メーカーがこだわっている製法とか、実際、聞いてみないと分からないことも多いように思います。
βグルカンといっても、そのまま高分子でとったり、ナノ化してあったりすると吸収率も変わるだろうし、ほんと複雑です・・・・・
この製品の製法が知りたい!!というMSAは、事務局にリクエストしてみましょう♪
日々、新しいエビデンスが発表されているサプリメント。
そんな 「 サプリメントやハーブの情報はどこで見つけられますか? 」という質問をよく受けます。そこで、私がよく見ているサイトの一部をご紹介します。
参考になさってください。
国民の健康の保持・増進及び栄養・食生活に関する調査・研究を行うことにより、公衆衛生の向上及び増進を図ることを目的とした公的機関としての役割をもつ独立行政法人のサイトです。
アメリカのスローンケタリング癌センターのサイトで、サプリメントやハーブについての優秀なデータベースです。
アメリカ NIH(米国国立衛生研究所)の一部門であるODSがサプリメントに関しての情報を発信しているサイトです。
